日本ゴルフ協会が中心となって組織される五輪対策本部は、日本オリンピック委員会(JOC)からリオ五輪に向けた強化指定選手として認定された男女プロを発表した。
認定を受けたのは男子4名、女子8名(左表)。もともと五輪対策本部では昨春、世界ランキングの上位各8人を対象選手に指定し、選手からの申請を受け付けた。すると、女子は対象選手全員から申請があったが、男子は松山英樹だけしかなく、強化選手は1名にとどまった。
「強化選手に指定されると、抜き打ちのドーピング検査に協力しなくてはならないため、一定期間、常に居場所を報告する義務が生じます」(日本ゴルフ協会担当・高巣皓友氏)
そして、もし居場所情報が誤っていたために検査が実施できなかった場合には、ドーピングと判断される可能性もある、シビアなもの。多くの男子選手がこの〝束縛〟を嫌がったと思われる。
そこで今回は、世界ランキング300位まで対象を広げたところ、川村昌弘、薗田峻輔、小平智の若手3人が申請し、認定されたというワケ。
女子は前回同様、世界ランキングの上位8名が順当に名乗りを挙げた。有村智恵、不動裕理、服部真夕の3選手が外れ、代わりに比嘉真美子、大山志保、吉田弓美子が強化選手となった。
これに一喜一憂する様子はいまのところ見られないが、2年後は多くの選手が代表入りを目指し、目の色を変えるのだろうか。
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