テーラーメイドがドライバー「SLDR」のロフト14度モデルをアメリカで発売することを発表した。一方、国内ではプロギアが低ロフトの「エッグワン」を発表、にわかに〝ロフトの二極化〟が進んだ。
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上 SLDRは 14度
下 エッグワンは7.5度
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「SLDR」はフェース寄りに重心位置がある浅重心設計。低スピンで飛ばせる反面、ボールが上がりにくいため、ロフト角を大きくし、高打ち出し角で低スピンの弾道を生み出すというコンセプトだ。
テーラーメイドは「それを実現するのがロフト14度のドライバーだと結論づけている。日本での発売予定はまだないが、パワーのない日本人ゴルファーにとっても相性はいいかもしれない。
一方、プロギアから3月14日に発売される「エッグワン」のロフト角はなんと7・5度と非常に小さい。重心深度44ミリという深重心で、重心が深いと打ち出し角は高くなる。
テストを重ねた結果、7・5度が理想的だったという。「重心を深くするとスウィング中の遠心力が増し、ヘッドスピードも上がります。またロフトがゼロに近づくほど、ボールに対して正面衝突に近い、強いインパクトになるので初速をロスしないのもメリット」(横浜ゴム スポーツマーケティング部の西澤博之氏)。
〝遠くへ飛ばす〟という目的は同じだが、性格が正反対の両モデル。今年は、ドライバーのロフト角がゴルファーの話のネタになりそうだ。
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