タイガー・ウッズにとって待望の初デザインのゴルフ場が今秋、メキシコに誕生する。どんなコースなのか
場所はカリフォルニアの南方に1600キロ以上伸びるバハ・カリフォルニア半島のリゾート地カボ・サン・ルーカスの「エル・カルドナル・カントリークラブ」(7401ヤード、パー71)。
タイガーは06年から米ノースカロライナ州や中東ドバイ、メキシコなど五カ所でコース設計する計画を進めていた。「タイガー・ウッズ・デザイン」という会社を作り、準備中だったが、リーマン・ショックや女性スキャンダルの影響で中断状態になっていた。
「タイガーはレイアウトからクラブハウスの趣味まで、いろいろな意見を出している。現地責任者との会合のため6回以上現地を訪れるほどゴルフ場設計に夢中になっています」(同社担当者)
エル・カルドナルはデービス・ラブⅢが設計したディアマンテ・デューンズCCから少し丘に上がった敷地に完成予定。コースの特徴は、1番からいきなりダウンヒルのパー5で、しかも巨大な池に囲まれている。18番はパー4、520ヤードというタフなホール。
バックナインの多くはフェアウェー横に小川が流れていてバンカーも多い。
ウッズ自身、若い頃バハ・カリフォルニア半島のゴルフ場で数多くプレーした経験があり、自分の理想郷としてたどり着いたのがこのエル・カルドナルだという。コースの近くには宿泊施設のほか、湖のように巨大なプールもでき上がる。
「プロもアマも同じように楽しめる戦略的コースへどうぞ」とタイガーはビデオで語りかけている。今度はゴルフ場設計でもニクラスを相手に数を競い合うことになるのか?
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