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週刊ゴルフダイジェスト 3/18
2014/3/10更新

旧石器時代の遺物が眠る!?
琉球GCの地に刻まれた変わったヒストリー

 女子開幕の舞台となる琉球GC。そこから〝目と鼻の先〟にある遺跡で2月中旬、2万年以上前の遺物が出土した。同ゴルフ場からも見つかる可能性はあるの?

 発掘現場は南城市前原の洞窟「ガンガラーの谷」内にあるサキタリ洞遺跡。琉球GCとは直線距離で3キロだ。旧石器時代の2万年以上前の地層から人骨と貝器が出土し、骨と道具が揃った国内最古の例として「日本人の起源に迫る成果」と報道された。

 この一帯でガイドツアーを行う金澤倫行氏に話を聞くと、「沖縄南部の土壌は琉球石灰岩、つまりサンゴ礁が隆起した土地。雨水などの流れで洞窟ができやすく、古代人はそうした洞窟を生活の拠点として狩猟などをして暮らしていました」

 過去にも、発掘現場から1キロ離れた地で約1万8000年前の人骨が発掘されており、「沖縄南部一帯から太古の遺物が出土する可能性は極めて高い。琉球GC? 近いので、地中に何か眠っている可能性はあると思いますよ」(同)。

 琉球GCに問い合わせてみると、「掘れば出てくるかもしれませんが、いままでに出土したという話は聞いていません」との回答。歴史浪漫を駆り立てられる話なのだが……。

 琉球GCの大地にはもうひとつ、変わった歴史がある。かつてここには米軍のCGSという秘密部隊の基地が置かれ、隔離されたエリア内では捕虜の尋問やスパイの養成が行われていると、もっぱらの噂だった。その内容がニューヨークタイムズによって暴露され、CGSは沖縄の返還とともに閉鎖。跡地に建設されたのが琉球GCなのだ。

 女子プロの〝足元〟には、変わった歴史が刻まれていた

 
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