米チャンピオンズツアーに追加された新趣向の試合が、日本のシニア選手の間でも話題になっている。
その大会「ビッグ・セダー・ロッジ・レジェンズ・オブ・ゴルフ」(6月6~8日。賞金総額2億8000万円)は、米ツアーの公式競技として史上初めてパー3のコースが舞台となる。ジャック・ニクラスが設計したパー3コース「トップ・オブ・ザ・ロック」で行われる。
「時間の限られた現代人にパー3の楽しさと興奮を伝え、ゴルファーにとって魅力的だとアピールしたい」とは、米ツアーのコミッショナーのティム・フィンチェム。
翻ってわが日本では──。PGA新会長の倉本昌弘も「試合と一般ゴルファーの距離を近くしたい」というのが持論。「シニアの試合を活性化するこのようなグッドアイデアなら、決断の早い倉本のこと、即断即決で実行するかもしれませんね」(PGA社外理事・三田村昌鳳氏)
日本選手の反応は?
「面白い。パー3は戦略性のバリエーションが多い。マスターズのパー3コンテストのように盛り上がるだろう。ギャラリーも移動が少なくすみ、プロの多彩な技術を近くで見られるメリットがある」(湯原信光)。「18ホールのコースではパワー重視になりがちだが、パー3はその逆。プロの真の技術が見せられる。日本でもやってほしい」(海老原清治)
チャンピオンズツアー参戦中の井戸木鴻樹は少し意見が違って、「パー3ばかりで単純に面白いとは思わないが、距離に極端な変化があったり、グリーンのコンパクションによっては攻め方に工夫が出て挑戦意欲が湧くかも……」
日本での試合にも〝魅せる〟工夫が求められていることは間違いない
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