ソチオリンピックの感動が覚めやらぬまま、7日からパラリンピックが始まった。そういえば、リオ五輪からのゴルフ競技の採用は決まっているけれど、パラリンピックはどうなの?
日本障害者ゴルフ協会によれば、「リオ大会には申請したものの採用されず。東京大会においては申請すらされませんでした」(同協会代表の佐藤成定氏)
IPC(国際パラリンピック委員会)に競技の採用申請をするのは、アマチュアゴルフを統括するIGF(国際ゴルフ連盟)なのだが、そこが時期尚早と判断したらしい。
「ひとことでいうと『障害者ゴルフの体制が整っていない』という判断でした。たとえば障害者ゴルフの世界選手権だって開かれていない。そっちが先でしょうと指摘されまして……」(同)
それでは、というわけではないだろうが、今年9月28日~10月3日に、日本で第1回世界障害者ゴルフ選手権(茨城)の開催が決まった。
「現時点で世界中から30数カ国の参加が見込まれており、出場選手100名規模の大会になる予定です」(同)
ちなみに出場選手は肢体不自由者(義手・義足の装着可)のみが対象となる。
「これまで国内では日本障害者オープンゴルフ選手権を18回開催しています。昨年は2日目に72のパープレーで回った方が優勝されました」(同)
我々が足が痛い、腰が痛いといっていると、笑われそうな障害者のゴルフ。普及が進めば、ゴルフ界の発展にもプラスがあるだろう。実績を積み、パラリンピックの正式種目となるよう応援したい。
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