週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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きっかけは伊達政宗
日西交流４００周年。情熱の国スペインでゴルフ三昧はいかが？

　13-14年は日本スペイン交流４００周年にあたる。これを機にスペインのゴルフ事情でも紐解いてみよう

スペインに行こうby伊達政宗 PHOTO/宮城県観光課

　交流４００周年とは、１６１３年（慶長18年）、仙台藩主伊達政宗がスペインに向け支倉常長（はせくらつねなが）を大使とする使節団を派遣したことに端を発する。目的はスペイン領だったメキシコとの通商を叶えるためだったが、使節団は日西関係の嚆矢となり、歴史に刻まれた。

　この４～６月には、〝日西交流４００周年記念ゴルフツアー〟として、スペインの主要ゴルフ場をめぐるゴルフ大会も開催される※。

　さてスペインのゴルフ事情に目を向けると──。

　ゴルフ人口は約５００万人。メジャー５勝のセベ・バレステロスを筆頭に、マスターズを２度制したホセ・マリア・オラサバル、〝神の子〟セルヒオ・ガルシアらスター選手も多いが、スペインではゴルフはまだエスタブリッシュメント階級のスポーツで、パブリックコースは少ない。

「スペインではプレーするには倶楽部組織に所属するのが伝統です」とは、バルセロナに住んだことのあるコース設計家・迫田耕氏

　ゴルフが隆盛なのは南スペイン、アンダルシア地方の〝コスタ・デル・ソル（太陽海岸）〟一帯だ。地中海を睥睨げする温暖な沿岸部に、ライダーカップを開催して一躍有名になったバルデラマなど、高級リゾートコースが密集しており、〝コスタ・デル・ゴルフ〟とも呼ばれている。

　そこから北上すれば、火祭り（３月）で知られるバレンシアや、ガウディ建築で人気のバルセロナを巡る旅も可能。

　バレンシアのエル・サレールゴルフコースは国立公園内にある眺望佳景のコースで、隣接するパラドール（豪華ホテル）には天皇陛下が皇太子だった頃に美智子妃殿下とお泊まりになったことも。バルセロナのＰＧＡカタルーニャリゾートは、スペインナンバーワンに選ばれたこともあり、５月には欧州男子ツアーのスペインオープンが開催される。

「バルセロナの世界遺産とゴルフに、マジョルカ島のリゾートゴルフを組み合わせたＧＷのツアーを募集中」（小社ツアーセンター）

　交流４００周年を機会にスペインのコースで風にうたれてみるのも一興だ。

※ 詳細は主催するスペインのrouragolfまで

　
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