週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 4/1
2014/3/24更新

3・11を忘れない
東日本大震災から3年。プロゴルファーの想い続々と

 東北を襲った未曽有の大震災から3年が経った。被災地に夢と希望を与えるプロゴルファーたちも3月11日、それぞれのかたちで被災地への想いを口にした。

 オフには欠かさず被災地を慰問している石川遼。「大震災から学ぶことも、今の我々にできること」とブログで発信。7日に行われた「減災」をテーマにしたフォーラムには「災害が起こった時に、物を倒れにくくするとか、いかに被害を減らすかという減災を、世界中で共有していかなければいけない」とビデオメッセージを寄せ、震災の教訓の重要性を訴えた。  

 被災地・宮城の東北福祉大に所属する松山英樹は、卒業式出席のためアメリカから一時帰国。「3月11日に帰ってきて不思議な感じがする。でも、そういう日を忘れてはいけない」と被災地への想いを新たにした。東北高出身の宮里藍はブログで、3年という月日の経過に、揺れる心情を吐露。「この3年間、自分に出来る事はしてきただろうか? またこの1年、自分に出来る事をしっかりと考え、行動に移していきます!! 東北の皆さん、日本の皆さん、一緒に頑張りましょうね!!」  

 同じく学生時代を仙台ですごした佐伯三貴、原江里菜、有村智恵らも、ブログで東北への想いをつづった。

 福島県いわき市出身の日本女子プロ協会会長、小林浩美は、震災から1年半後に同市で開かれたエリエールオープンで仮説住宅を訪問したときを振り返る。「お見舞いと励ましのために行ったのに、逆に『がんばってね』と言葉をかけられた。つらい経験をしえいるのに、その現実を受け入れているのを見て涙が出た。ゴルフを通じ、昨日よりも今日、今日よりも明日が少しでも良くなるように今後も援護射撃を続けたい」と支援の継続を誓った。

 宮里美香、上原彩子はチャリティ活動をツイッターとブログで報告。このほかにも、プロから被災地を慮るメッセージが発信された。

 プロゴルファーは、これから先も東北復興を支えていく。

 
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