PRGRレディス最終日に、藤本麻子がサングラスを2個付けてプレーしていた。いったい何のため?
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度付きクリアレンズで状況確認し…
度なしサングラスでプレーした
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一昨年の秋に検査した藤本の視力は0.7。これは、遠くは多少見づらいが日常生活には支障のない見え方なのだが、藤本自身は最近、こんな不便を感じていた。
「パー3やセカンド地点では、他のプロの打った弾道をしっかり見ておきたいんです。グリーン上でどんな転がりをするか、風で打球がどんな影響を受けるかなどを確認し、自分がこれから打つ弾道をイメージすることが大事ですから。でも最近、視界がボヤけてしまって、ショットのイメージが出にくくなっていたんです」
そこで去年の12月に度付きのサングラスを掛けてみると、「なにコレ!」というくらいにクリアに見えるようになったという。しかし、一つ問題があった。
「度付きサングラスで〝遠く〟はよく見えるようになったけど、いざ打とうとすると、〝近く〟の足元の球が見えすぎて、逆に打ちづらくなってしまうんです」と藤本。
契約先のサングラスメーカー、オークリーの露木慎吾氏によると、繊細な人は度付きレンズの掛け始めのとき、見えすぎることに違和感を覚えることがある。そこで藤本は今回、度付きのクリアレンズと、従来の度なしのサングラスの二刀流で、打つ前は度付きのクリアレンズで遠くの状況確認し、打つときは度なしのサングラスに付け替えるようにしたわけ。
同様の悩みをもっていた宮里美香も、昨年から度付きのサングラスを使用するようになり、日本女子オープン優勝という結果につながった。
「最近どうも遠くが見えにくい……」と感じているゴルファーは、藤本の二刀流、試す価値あるかも。
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