米女子のシーズン最初のメジャーのスポンサーが、今年いっぱいで降板することが明らかになった。
来週末、4月3~6日のクラフトナビスコ選手権の舞台、カリフォルニア州の地元紙"デザートサン"が報じた。5年契約が今年の大会で終わり、新たな契約は結ばないことをナビスコ側が年末にツアーに申し入れていると言う。
今後については、今年の大会前ということもあってまだ発表されていないが、気になるのは米女子ツアーのスポンサーにおける米国以外の企業の割合がどんどん増えていることだ。
かつて岡本綾子の活躍や日本企業の海外進出に伴い、マツダが全米女子プロ選手権(87~93年)のスポンサーとなったのをはじめとして、日本企業の割合は多かった。現在も全英女子オープンはリコーが冠スポンサー(07年~)を務めるだけに、メジャー大会だからといってアジア化に抵抗感はない。
今年の試合を見ても、ヨコハマタイヤが新たに冠試合を持ったのをはじめ、日本や韓国、中国、台湾などの企業が年間32試合のうち三分の一ほどを占めている。試合会場も米国本土以外が多くなり、同ツアーにおいてアジアは、これまで以上に欠かすことのできないものになっていることがよくわかる。
だが、米国勢の活躍が今一つなこともあり、米国企業のサポートが年々薄れていることは悩みの一つでもある。外国企業と併せてツアーを盛り上げてもらうべく、水面下では必死の努力が続いている。
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