週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 4/29

2014/4/22更新

Ｐ・クリーマーがタイガーと並ぶ記録
プロ入りしてからメジャーで37戦予選落ちナシ！

　ポーラ・クリーマーがクラフトナビスコ選手権でメジャー連続予選通過記録を『37』に伸ばし、タイガーの最多記録に並びかけた。

　タイガーは97年のマスターズでプロとしてのメジャーデビュー戦を優勝で飾って以来、父・アール氏を亡くした直後に行われた06年の全米オープンで予選落ちするまで37試合連続でメジャー予選突破を果たしているが、その大記録にクリーマーが肩を並べた。

　本人いわく「メジャーが行われる舞台はベストといわれるコースばかり。ギャラリーも多いしモチベーションが上がります。14本のクラブ全部を駆使しないと攻略できないセッティングが、私のやる気に火をつけるんです」

　だが、さすがに記録を前に緊張したのか、試合直前のインタビューでは「あまりそこを強調しないで（苦笑）」と訴える場面も。結果は34位タイと振るわず、メジャー２勝目はお預けになった。

「ここ３年のプチスランプは辛かった」とツアー未勝利の数シーズンを振り返るが、勝てないながら賞金ランクは11年が９位、12年が15位、13年が11位と並の選手なら十分の成績。だが、勝星に見離され、「ゴルフを楽しめなくなっていた」とも打ち明ける。

　それでも、今季のクリーマーはちょっと違う。「そういう辛い時期に情熱を失わず練習に打ち込んだことが今年になって実を結んだ」と、２月末のＨＳＢＣ女子チャンピオンズでは、プレーオフで25メートルものイーグルパットをねじ込む劇的な勝利をつかんだ。昨年末には婚約も発表しており、公私とも上り調子にある。

　そんな彼女が最近思うのは、「ここまで１つのことに打ち込める人生は素晴らしい」ということ。次なるターゲットはデビュー以来の悲願、世界ナンバー１プレーヤーだ。