東日本大震災から3年。さまざまな復興策が行われているが、ゴルフ分野では福島県で「ゴルフタウンしらかわ」が開催中だ。「格安」が売りというが、実際どのくらい安いのか。
同イベントはJR東日本と沿線自治体が主体の観光キャンペーン「ふくしまディスティネーションキャンペーン」の一環として、福島県のDC県南推進協議会が開催しているもの。「白河市と周辺町村には17のゴルフ場があります。これを観光資源として広くPRし風評被害を払拭したい」(白河市観光課)
また、今季から新たに男子ツアーに加わった「ダンロップ・スリクソン福島オープン(7月31日~8月3日・グランディ那須白河GC)を盛り上げる狙いもあるという。
現在同イベントに参加しているのは左表の5コース。コースによって若干の差はあるものの、確かに〝格安〟だ。ちなみに新幹線の片道料金は通常期で新白河まで6670円だから、もっとも安いプラン(白河国際CCの1万3200円)と比べると、個人で行ったときの往復の新幹線代より安い料金でゴルフまでできる計算になる。もちろん駅からは送迎バス付きで、途中、地元名産の土産物店に立ち寄るなどして地場産品の魅力にも触れる〝旅の楽しさ〟も盛り込まれるという。GWでも利用できるのも嬉しい。
「秋にはコースが増える予定で、日帰りだけでなく宿泊のプランも検討中です。東京駅を出発して2時間後にはティオフできますので、ぜひ遊びにきてください」(同観光課)
〝値上がりの春〟に嬉しいお得なゴルフ。復興支援にもなり、利用しない手はない!?
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