男子開幕戦の東建ホームメイトカップ初日、42歳でツアーデビューした大津将史が101(53、48)の大叩き。「えっ、これでプロなの?」という声が。改めてプロって何なの?
101は記録上ではワースト2位だが、1位(鈴木規夫の122)は、9番のスコア欄にハーフ合計42を書いてしまった誤記があったためで、今回が実質のワースト1位。「プロ」という身分は、アマの資格を放棄し、自分でプロと宣言すれば、実・質・的・に・は・プロになれる。そこに〝プロ資格〟を認定するのがPGA(日本プロゴルフ協会)のプロテストだ。
宣言またはプロ認定されたとしても、すぐトーナメントに出場できるわけではなく、出るためにはQTなどの関門を突破しなくてはならない。
試合に出る資格でいえば、主催者推薦という枠もある。件の大津は過去に2次QTで落ちているので、自分で宣言したほうのプロ。今回は、主催者である東建のイメージキャラを務める菅原文太氏の推薦を受けて出場した。ちなみに、2日目を終えてトップの大堀裕次郎もプロ宣言組で、今回はJGTO会長の推薦枠。
LPGA(日本女子プロ協会)ではプロの明確な定義はないが、男子と同様、「アマ資格がない者」だという。
女子ツアーの試合に出るには、TPD(トーナメント・プレーヤーズ・デジジョン)登録者になる必要がある。LPGAの会員でなくても、3次QTで成績順位がつけば、TPD単年登録者となり出場できる。美人プロで知られる森美穂は、11年にプロ宣言したが1次QTで失敗し、翌年は試合に出られなかったケースもある。
結局のところ、男女とも「アマ資格を捨てれば実質はプロ」というのが実情だ。だから、あなたもプロ宣言すればプロになれるわけである。
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