欧州ツアーのメイバンク・マレーシアオープン2日目、プレー中のパブロ・ララサバルがスズメバチに追われた。池に飛び込んで事なきを得たが、池がなかったらどうすればいい?
クアラルンプールGCの5番ホール。「鼻に何か飛んできて慌てて振り払うと、巨大なスズメバチが30匹ほど大群で襲ってきた」とララサバル。タオルで追い払いながら必死に逃げたがなおも追ってきて、他の選手からの「池に飛び込め!」の指示でダイブ。辛うじて難を逃れた。
「襲われた場合、刺されないことが大前提ですから、池に飛び込んだのは大正解。池がない場合の次善策としては、地面に這いつくばって動かないこと。ハチの目は人間の姿かたちがはっきり見えるのではなく、影など動くものに反応するもの。慌てて動くほどしつこく襲ってくるんです。
あとは長そでを着るとか、タオルなどでできる限り肌を隠しておくこと。刺されたらともかく病院に走ることです」と、大井クリニックの上田光久院長。決定的防御法はないので、駆除が一番ともいう。上田氏がメンバーである相模原GCでは不定期にスズメバチ駆除を行っているそうだ。
スズメバチの活動が活発になるのは8~10月だが、5月から巣作りのために数が増える。生息場所も選ばないため、スズメバチの護身術はゴルフ場に限らず役立ちそう。
ところで、ララサバル、池から上がって着替えを済ませて試合に復帰すると、事件が起こった5番でバーディ。その日は68の好スコアで末尾に〝ハチ〟がついただけでなく、最終順位はなんと8位タイ。まさか、狙ってた?
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