週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 5/13･20合併号

2014/5/7更新

五輪ゴルフの強化拠点施設が決定
何ができるの？

　オリンピックゴルフ競技対策本部は、強化拠点施設に宮崎の「フェニックス・シーガイア・リゾート」が決定したと発表。どんな施設で、指定選手にはどんなメリットがあるのだろう。

　陸上競技などの競技種目はＮＴＣ（ナショナルトレーニングセンター）などの強化施設があったが、ゴルフやスキーはその性格上設置が難しく、文科省では既存のトレーニング施設などを「ＮＴＣ競技別強化拠点施設」として指定してきた。今回、ゴルフが五輪の正式種目に決定したことに伴い、公募の結果、「フェニックス・シーガイア・リゾート」が指定された。

　同施設はフェニックスＣＣなどのゴルフ場やホテル、温泉が揃った総合リゾート施設。「冬でも温暖で洋芝の上から直打ちでき、ドライビングレンジは３５０ヤード。温泉もあって長期滞在にはもってこいの場所です。そこに、強化指定選手だけが使える専用エリアを設けて、コースも優先的に利用できるようになる予定。利用料金は未定だが、国費でかなりの優遇が受けられるのは間違いない」（同対策本部）。今後は弾道計測器「トラックマン」や最新トレーニング機器を導入するなど環境を拡充していく。ここを自由に使えるのは原則として強化指定選手とＪＧＡナショナルチームのメンバーのみとなる。

　４月１日付で強化指定選手の認定を受けたのは、男子が松山英樹ら４名、女子が宮里美香ら８名。「ここを希望していたので嬉しい。有効活用して五輪を目指したい」とは、その１人、薗田峻輔。

　この強化策がリオ、東京で実を結ぶことを願うばかりだ。