週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 6/3号
2014/5/27更新

カリスマエージシューター植杉さんの健康の
秘密は"速歩"

「エージシュート1千回突破」の植杉乾蔵さん(90)の人吉市民栄誉賞記念コンペが17日に行われた。現在も年間150ラウンドをこなし記録は1172回まで伸びた植杉さん、その健康の秘密は〝歩き方〟にあった。



植杉さんは歩いて健康を作る

 高齢者の健康作りを研究している鹿屋体育大学・スポーツ生命科学系研究室の竹島伸生教授が言う。「昔から〝1日1万歩〟が健康の目安とされてきましたが、ダラダラ歩くのはダメ。1万歩のなかに〝速歩〟を20分以上取り入れることが大事で、それが植杉さんのデータで証明されました」

 竹島教授は5年前から植杉さんの1日の運動量を調査。それによると植杉さんは速歩を1ラウンド中に平均22分間していることがわかった。

「カートを併用して18ホールを歩くとほぼ1万歩。1ラウンドにかかる4時間強のうちの20分、速度を意識して歩けばいいのです」(竹島氏)

 速歩といっても極端な急ぎ足は必要なく、普段より速度を〝ほんの少し〟意識する程度で十分という。「息がはずむとショットに影響が出ます。そこまでの速度は不要」(同)

 植杉さんの22分の速歩はどんな場面かというと、「2打目からクラブを2~3本持ってグリーンまで歩く」というパターンがほとんど。ティショットから2打目地点まではカートに乗っている。

「ゴルフ場はアップダウンがあり負荷が大きいので、体力維持以上の〝筋力アップ〟まで期待できますよ」(同)

 〝1日1万歩〟を心がけるゴルファーは、20分の速歩を取り入れてみてはどうだろう。

 
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