週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 6/10号
2014/6/3更新

ゴルフ場名を騙った
架空請求メールにご注意

 サイバー犯罪の魔の手は今やあらゆるところに伸びている。ゴルフ場やゴルファーにも例外ではない。

 5月半ば、千葉県にあるゴルフ場の名を騙って架空請求メールが送られる事件が起きた。「支払額が違います。ご確認をお願い致します」「ご予約の件についてのご連絡です。決済情報のご確認をお願い致します」という2件のメールが確認されている。

「どちらも当倶楽部のメールアドレスではありません。お客様には注意を呼びかけましたが、幸い、お客様側にもゴルフ場側にも実害はなかったようです」(同ゴルフ場の副支配人)

 その後、ゴルフ場の予約システム運営会社が狙われた事件だったことが判明。同社が運営を委託された全国9カ所のゴルフ場の予約サイトに不正アクセスがあり、最大1万7990件のメールアドレスが流出し、今回の偽メール事件は起きた。サイトで予約した人の氏名、住所、クレジットカード情報などの漏えいはないという。

 我々はこんな心当たりのないメールが届いたらどう対処したらいいのだろうか。

「ウィルスに感染している可能性もあるので、絶対に開かず、無視することが大事」(国民生活センター)という。メールのリンクなどをクリックするだけで〝ワンクリック請求〟と呼ばれる架空の請求が発生することもある。

 ゴルフ場のネット予約が当たり前になった今、危険にさらされる可能性は誰にでもある。まずは自衛が肝心だ。

 
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