週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 6/10号
2014/6/3更新

52年ぶり日本開催!
世界アマの注目は700Y超"パー6"

 今秋、52年ぶりに日本で行われる世界アマ(女子9月3~6日、男子10~13日)。準備万端に整いつつあるようだ。



押立C18番のティ。視察当日は784ヤードの表記が掲げられた

 過日、大会を主催するIGF(国際ゴルフ連盟)が開催コース(軽井沢72G東入山・押立C)を訪れ、1週間かけて最終打ち合わせを済ませた。同大会は選手が男子72カ国、女子53カ国(前回実績)が参加、大会関係者も含めれば総勢1000人の一大国際イベントだ。コースは36ホール必要で、宿泊施設も1000人規模となれば、開催地が軽井沢に決定したのもうなずける話。

 コースセッティングでは〝世界初〟のホールがあるので紹介しておこう。それは押立C18番ホール、パー6。パー6のホールが採用されるのは世界アマはおろか、プロ、アマの公式大会では寡聞にして知らない。このホールが採用されたのには伏線がある。

「4年前、USGA(全米ゴルフ協会)のマイク・デービス(チーフ・エグゼクティブ・ディレクター)が視察でラウンドして気にいったことが反映されているかもしれませんね。彼はスクラッチプレーヤーだが、ここでダボを打ち、苦笑しながら戦略的で面白いと言ってましたから」(JGA常務理事・国際担当理事の川田太三氏)

 またJGAでは話題作りの一環として「そのパー6の距離を男子777ヤード、女子666ヤードにティグラウンドの位置を変えたら」と提案したという。しかしそこは〝お堅い〟IGFのこと、しっかり計測していったので、実測での距離が採用されるだろうとのことだった。

 世界アマ、次回、日本にくるのはン10年先となれば、今秋、軽井沢へ出かけて観るのも一興だ。

 
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