矢野経済研究所が先頃、「スポーツ用品市場に関する調査結果2014」を発表。昨年のスポーツ用品国内市場は前年比103.2%の伸びで2年連続のプラス成長で、15年前の水準に回復の見込みだという。
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注目なのはゴルフ用品の伸び。前年比104.7%アップで、これが全体の伸びに大きく寄与しているという。あまりピンとこないが、本当に好調なのか? スポーツ用品量販店で聞いてみた。
「スポーツ用品全体を押し上げている、というと大げさな気もしますが、ゴルフが伸びているのは事実」(二木ゴルフ)。「ここ数年が底だったことからいえば、急激といってもいい伸び」というのはヴィクトリアゴルフだ。「新宿店などでは、とくに外国のお客様が目立って増えていて、売り上げの大きなウェートを占めるようになりました」
主に中国人客で、家電やブランド品などと同じように〝大量買い〟していく。クラブでいえば、ゼクシオをはじめ、マジェスティのような高額品も景気よく売れていくという。
また、同調査を見ると、スポーツシューズ分野の伸びが大きいこともわかる。この要因もやはりゴルフシューズのようだ。
「ゴルフシューズもフィッティングという考え方が広く浸透したようで、昨年は売り上げが伸びましたね。なかでもミズノのジェネムシリーズが好調でした」(ヴィクトリアゴルフ)
1足2万円前後のモデルが人気で、2足目として買うゴルファーも多いという。
ゴルフ用品の好調は嬉しい限り。この先もずっと続いてほしいものだ。
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