週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 6/17号
2014/6/10更新

46歳のツアープロ・斉藤裕子に学ぶ
UTの選び方

 10代のアマチュアが注目を浴びるなか、中京ブリヂストンの2日目、46歳のベテラン斉藤裕子プロが67の好スコアをマーク。好調のワケを探ってみると、ユーティリティの恩恵が大きかったようだ。





「優勝した04 年と、今年とでは持つ番手が全然違う。10年前は、18番のセカンドで9Iを持っていたのが、今日は6U」と語る彼女のバッグをのぞいてみるとFWが4本で、その下が5Uと6U、そしてアイアンは7番からというセッティングだ。「6Iあたりになると私のパワーではボールを止められない。それでUTにしたんです。上がって止まるし、ラクですね」(斉藤)

 最近では4Iや5Iを抜いて、代わりにUTを入れる一般アマは多い。だが、そこで悩むのは、「アイアンとの飛距離ピッチを一定に保つにはUTをどう選んだらいいか」だろう。彼女のように6Iの代わりに6U、5Iの代わりに5Uとできれば簡単でいいのだが。「じつは私も7Iと6Uでは少し飛距離差があるんです。それが気になる方は、あいだに6Iを入れてもいいと思いますよ」(同)

 クラブ設計家の山代谷哲男氏も、アイアンを同じ数字ののUTに入れ替えるのはアリという。「ただし、アイアンは5Iでも6Iでも飛距離が変わらないような、非力な人向けです。基本的にはロフト、球のつかまり、総重量などを考慮に入れて、自分が目指す飛距離の階段が作れるセッティングをすべき」

 球のつかまりでいえば、アイアンにスムーズにつなげるという意味でも「フェースプログレッションが大きくない(フェースがあまり前に出ていない)ほうがいい」と山代谷氏は言う。

 目安として注目してみよう。

 
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