世界最大のスポーツイベント、サッカーのワールドカップ・ブラジル大会は来週12日に開幕する。サッカーとゴルフ。諸説あるが、発祥は同じスコットランド、関係は意外と深い。日本を含め、ゴルフ場を大会前のキャンプ地や大会中のベースにする代表チームが多いのだ。
まず、日本代表だが、国内での最終合宿を行ったのは鹿児島の指宿いわさきホテル。カシオワールドのかつての舞台・いぶすきGCと同系列のリゾートホテルで、2002年の日韓共催W杯の際にはフランスがキャンプ地とした。
ちなみに、同大会の日本代表の合宿地はヤマハレディースが開催される葛城GCの併設ホテル。そのとき、ドイツは宮崎のフェニックス・リゾートで最終合宿を行った。
今大会では、イングランド代表が最終合宿をポルトガルの有名なゴルフリゾート、ヴァレ・ド・ロボで実施した。イングランド代表にはゴルフ好きが多く、中心選手のジェラードやルーニーも練習の合間に数ホール、ゴルフに興じ、リラックスした笑顔を見せていた。
同代表がブラジル国内で選んだベースも、リオ郊外のサン・コンハドというビーチリゾートで、宿泊するホテルにはやはりゴルフコースがある。オフの時間にプレーすることはあるのだろうか。
ブラジル国内にはゴルフ場は100余とまだまだ少ないが、リゾートにはゴルフ場を備えたホテルが増えてきた。サンパウロ郊外にあるパラダイス・ゴルフ&レイク・リゾートもそのひとつで、今回はベルギーがベースとする。
また、日本代表がベースを置くイトゥにも、ゴルフ場を備えたリゾートホテルがある。
リゾートコースであれば、プールやフィットネスジムなどの設備が充実していることに加え、保安上の心配も少ない。しかも、選手がリラックスするにはゴルフは最適。
サッカー元日本代表の三浦淳寛氏は、「サッカー選手にもゴルフ好きは多いですよ。04 年に英国遠征したときはゴルフ場がホテルの目の前にあってね。サッカー協会会長の川渕三郎さんや釜本邦茂さん、選手では小野伸二、福西崇史らとゴルフをしました」と語る。
合宿の調整ぶりがわかる日本、イングランドの初戦は、ともに6月15日だ。
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