唯一勝っていないメジャー、全米オープンで悲願のグランドスラムを目指すフィル・ミケルソンが米連邦捜査局(FBI)の捜査対象となるショッキングなニュースが飛び込んできた。
ミケルソンのもとにFBIの捜査員2人が訪れたのは、松山英樹の優勝で湧いたザ・メモリアルトーナメント初日のこと。メジャー5勝、スポーツ界きってのスーパースターにかけられた疑惑はインサイダー取引だ。
調査の対象となっているのはミケルソンの他、大物投資家のカール・アイカーン氏とラスベガスのギャンブラー、ビリー・ウォルターズ氏。
3年ほど前(11年)、アイカーン氏がアメリカの家庭用品メーカー、クロロックス社の株式を買い付け、買収に乗り出したことで株価が高騰したのだが、ミケルソンがこの時期同社の株を買っていたことから、FBIと証券取引委員会は買収の情報を事前に知っていたのでは? とインサイダー取引を疑っているのだ。
ウォールストリートジャーナルなどで大々的に疑惑が報じられたのを受け、ミケルソンはメモリアルの会場で「なにも悪いことはしていない。(それを証明するためにも)調査にはできる限り協力する」とコメント。「たとえ私生活で何があっても、プロだからロープのなかではゴルフに集中するだけ」と語ったが結果は49位タイに終わった。
99年にペイン・スチュワートと最後まで優勝を争った思い出のパインハーストNo.2で今年こそグランドスラムに足りない最後の1ピース=全米オープン優勝を狙うミケルソンの身に、突如降って湧いた震撼の疑惑。果たして彼の運命やいかに……?
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