ザ・メモリアルトーナメントで米初優勝を遂げた松山英樹。彼が愛用するドライバーは最新モデルではなく、6年前のもの。中古ショップでの取引に優勝の影響はあったのだろうか?
最終18番ホールではティショットを放った後、シャフトが折れてしまうハプニングに遭ったドライバー「スリクソンZR-30」(08年発売)。小ぶりでボールが吹け上がりにくいパワーヒッター向けモデルだ。折れた後も同じヘッドにこだわって新ドライバーを調整し、全米オープンに臨んだ。
そんなこともあって注目を集めているだけに、中古ゴルフクラブ市場での値動きが気になるところ。中古ショップに聞いてみると、「確かに、優勝以前から松山プレミア効果はあります。中古ドライバーは4、5年経てば1万円を切って当たり前。でも、純正モデルで1万~1万5000円くらいの値がついています」(ゴルフパートナー日本橋室町店の藤川清幸氏)。月平均5本くらいの売れ行きだったが、今回の優勝後に在庫が大きく動いて30本近く売れたそうで、「安いものから売れていくので平均価格は上がりました」(同)
また、このクラブはリシャフト品が多く出回っているのも特徴だという。「発売当時に流行っていたツアーADEVなどのほか、松山プロが現在使っているツアーAD DIやGTなどの人気のシャフトを差したものが2万円以下で売られています。松山プロの活躍を見てシャフトを最近のモデルに交換してみたものの、打ちこなせなかったりして売却されるケースが少なくないようです」(同)
そんな事情からか、それほど市場でヒットしたモデルではないが、中古クラブの在庫はそれなりにあるという。
人気のカスタムシャフトを買ったつもりで、松山気分を味わってみるのもよさそうだ。
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