入場無料、おまけに食事つき。こんなウソみたいなトーナメントが今週末、開催される。どうしてこんなことができるのだろうか。
話題の試合は20、21日の2日間、埼玉の高坂CCで開催される「日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権」。日本プロゴルフ協会主催のレッキとした競技で、グランド部門(60歳以上)では尾崎健夫や高橋勝成、飯合肇、海老原清治、山本善隆、中村通ら、ゴールド部門(68歳以上)では安田春雄、新井規矩雄、古市忠夫らおなじみのプロが出場する。
入場チケットは、冠スポンサーであるゴルフパートナー各店舗や同社ホームページで誰でも入手できる。食券がついていて、これもすべて無料というから驚きだ。メニューはカレーやうどん、ホットドッグなどで、他にもドリンクやかき氷なども用意される予定。「見込入場者数の2倍は用意していますので、なくなる心配はまずありません」(ゴルフパートナー広報担当の白石雅男氏)
他にも、出場プロによるレッスンやクラブの試打会、ショップなどもあって、ポロシャツが3枚6000円程度と買い得だそうだ。それにしてもこんな大胆な試みがどうして実現できるのか。
「できるだけ多くの方に会場に足を運んでいただきたい。そのために、お客様へのサービスを最優先して予算を使うことにしたんです」(同)。通常は広告宣伝費などに莫大な予算が費やされるが、それを止め、客が喜んでくれるようなサービスにつぎ込むことで、より多くの集客につなげる狙いだ。「チャリティ意識の向上にもつながると思っています。家族みんなでピクニック感覚で来てほしいですね」(同)
アウトレットにでも遊びに行く感覚で、週末は家族で出かけてみては?
【関連記事】
2013/10/22 秋のトーナメント観戦にはお・も・て・な・しがいっぱい!トーナメントを観に行こう
2013/10/15 下部ツアーの大会に連日6000人超の観客人気の秘密は「 お・も・て・な・し」
2013/8/20 イベントやプレミア感…女子ツアー集客へあの手この手
|