国際ゴルフ連盟(IGF)は全英オープン開催中の今週、16年リオ五輪の出場選手を選定する新たなランキング制度を発表する。
米のゴルフ専門TV局ゴルフチャンネルによれば、IGFが新たに設けるランキングは男女の各世界ランキングを適用したもので、全英の週の各競技からポイント算定を開始、2年後の16年7月11日付のランキングで各国代表が決定するとのこと。
出場権は、ランキング15位までの全選手(ただし、1カ国4選手まで)と、16位以降は1カ国2選手を上限に、男女各60選手に達するまでランキング順に付与される。開催国のブラジルは、最低でも男女各1選手が出られるよう別途出場権が設定される。
ちなみに現在(7月7日発表)の世界ランキングで代表選手を選ぶと、米国男子はバッバ・ワトソン、マット・クーチャー、タイガー・ウッズ、ジョーダン・スピースの4選手。ジム・フューリックは11位という高位にランクされながら、代表には選ばれない。同女子も、ステイシー・ルイス、レクシー・トンプソン、ミッシェル・ウィ、クリスティ・カーの4選手で、同12位のポーラ・クリーマーは涙を飲むことになる。日本は男女2人ずつの枠で、松山英樹と小田孔明、横峯さくら、森田理香子が代表になる。
この五輪代表選定の新ランキング制度について、IGFのタイ・ヴォトウ副会長はコメントを拒んでいるが、IGFは今週、全英オープンの会場、ロイヤル・リバプールで記者会見を予定している。詳細な内容は間もなく発表されることになりそうだ。
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