週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 7/29号

2014/7/22更新

実質２０００円で２万５０００円の
パターがもらえる！ “ふるさと納税 ”とは？

　所得税・住民税の還付が受けられるふるさと納税。納税するとその自治体から特産品などが届く特典が注目されているが、そのなかにゴルフ関連の特典があることをご存じだろうか。

　「この制度、名前は『納税』となっていますが、実態は『寄付』。居住地以外の自治体に寄付をすると、その額の『２０００円を超える部分』が全額、所得税と住民税から控除されるというもの。控除額は所得に応じて上限が決まっていますが、上限額に達しない限り複数の自治体に寄付できるため、うまく利用すれば２０００円の負担でさまざまな名産品がもらえます」（『ふるさと納税生活』（扶桑社刊）の著者・金森重樹さん）

　さて、ゴルフ関連の特典とはどんなもの？　群馬県富岡市は今年からプレゼント商品を大幅に増やし、市内全８コースで使えるゴルフ場利用券も加えた。「１万円以上の寄付で、その４割相当の額のゴルフ場利用券をプレゼントします。利用券は金券としてプレー費のほかゴルフ場での買い物にもご利用いただけます」（富岡市企画政策課）

　ほかにも福島県大玉村が２万円の寄付で村内の大玉ＴＡＩＧＡＣＣ（27Ｈ）の１万円プレー券を、北海道当別町も寄付金１万円ごとに町内のスウェーデンヒルズＧＣの平日プレー券（セルフ・利用税込み）か同ＧＣのレストランでの５０００円分食事券をプレゼントするという。

　さらに「国産アイアン発祥の地」としてＰＲする兵庫県市川町では、商品のラインナップに特産品のゴルフクラブを用意。３万円または４万円の寄付でサンドウエッジを、５万円の寄付で軟鉄鍛造パターを各１本プレゼントする。「パターは２万５０００円相当のものです。６月から始めてすでに２件の申し込みがありました」（市川町総務課企画調整係）というから滑り出しは上々のようだ。

「これまでは肉やおコメなどの特産品のプレゼントがメインでしたが、ゴルフ利用券は品物を送りつけるだけでなく、町に来てもらってそこでお金を落としてもらう二次効果も期待できる。今後ますます増えることが予想されます」（前出・金森さん）

　ふるさと納税で地域貢献できてゴルフもお得。これなら家計も許してくれる？　ただし、確定申告をしないと還付されないので、お忘れなく。

群馬県富岡市にふるさと納税した場合…
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確定申告すると2万8000円が控除され
出費は実質2000円のみ