週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 8/5号
2014/7/29更新

オーガスタのあるジョージア州から "レフティの星"誕生

 ジョーダン・スピースが連覇に挑戦したジョンディアクラシックで新たなスターが誕生した。彼の名はブライアン・ハーマン、27歳の新鋭だ。愛嬌たっぷりのニューフェースが"レフティの星"になる可能性は……?

 09年から大会3連覇を達成している大御所スティーブ・ストリッカーと最終日最終組を回ったハーマンはメジャーチャンピオン、ザック・ジョンソンの猛追を振り切り堂々のツアー初優勝を飾った。

 オーガスタのあるジョージア州出身、ツアー3年目の彼は大会初日、帯同キャディが食中毒で動けなくなり、ギャラリーのひとり(赤の他人)がピンチヒッターでバッグを担ぐというアクシデントを乗り越え栄冠に輝いた。

 レフティといえばもちろん代表格はフィル・ミケルソン。ツアー通算42勝を誇り昨年の全英オープンでは、ボブ・チャールズが史上初めてレフティとしてメジャーを制してからちょうど50年の記念の年に優勝を飾り話題になった。

 そのチャールズはツアー通算6勝を挙げているが、2人以外のレフティではマイク・ウィアーがマスターズ1勝を含む通算8勝、バッバ・ワトソンがマスターズ2勝を含む通算6勝、スティーブ・フレッシュが4勝。複数回優勝を挙げているレフティは以上だが、特筆すべきは5人のうち3人がマスターズ覇者で計6勝(!)を挙げていること。

 となると新生レフティ、ハーマンにも期待がかかる。しかもジョージア出身の彼にとってオーガスタは地元中の地元。その前にまずはぎりぎりでつかんだ全英オープン出場切符に「パスポートとジャケットを忘れないようにしなくちゃ」と笑顔を見せた。

※データは7月14日現在

 
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