女子プロ界の重鎮、岡本綾子がかってからの懸案だったPGA(日本プロゴルフ協会)会員外理事に正式に承認された。
倉本昌弘が新会長になり、新体制を立ち上げる課程で。理事2名の暴力団交際という不祥事のイメージを払拭する意味で、何人かの女性が候補にのぼっていたが、その時、ある関係者が岡本を推したという。
その理由は「長く米女子ツアーにいて賞金女王など実績も申し分なく、ツアーでのコースセッティング、運営など知り尽くしている。LPGA(女子プロ協会)で役職に付いてないのなら、これ以上の人材はいないでしょう」との発言に、みな"灯台元暗し"、目から鱗が落ちた状態だったと証言する。
「世界基準」を標榜する倉本はその日のうちに連絡をとり快諾を得たという。倉本夫人が岡本の元マネジャーだった縁もあった。
さて今後だが、倉本は「岡本さんは世界でも活躍し、男子の世界も分かっている。現在は国内でも若い選手の育成に力を注いでいます。女性理事を迎えることはPGAにとって大いなる力になることだと思っています」と発言。「PGAはLPGAより歴史が長い組織。個人として何ができるか、色んなことを吸収して勉強していきます」と岡本。
具体的施策は発表されなかったが、ジュニア育成、トーナメントのこれからの在り方など女性の意見を取り入れ、変革に臨むという。
日本のゴルフ界を盛り上げるのは広島出身のマッシーとアヤコじゃけんのう。
【関連記事】
2014/4/15 改革に垣根はない!PGA外部理事に岡本綾子が就任へ
2014/3/4 試合出場より改革だ!PGA会長選に出馬する倉本昌弘の決意
2013/11/26 暴力団問題で揺れるPGA、総辞職し再スタート誓う
|