男子ツアーは長期夏休み状態。しかし8月28~31日のKBCオーガスタから、12月の日本シリーズまで、オープンウィークは1週のみと連戦が続く。男子ツアーの後半戦の見どころを探ってみた。
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こんな奇跡を今年も見てみたいが…(昨年日本シリーズ優勝の宮里優作)
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後半戦は、全部で14試合。秋の陣には、フジサンケイ(富士桜CC)や、ダイヤモンドカップ(大利根CC)、ブリヂストンオープン(袖ヶ浦CC袖ヶ浦C)、HEIWA・PGM(美浦GC)など、関東圏の試合が増える。また、高額賞金のビッグトーナメントも続く。なかでも注目なのが日本オープン。
「今年は出場枠が108人から120人になったことで、熱い戦いになるかもしれません。シード選手の枠はそのままに、予選会からの出場選手の枠を広げた。無名の選手が一発逆転のチャンスもありえますよ」(タケ小山氏)
その他、後半戦でポイントとなるのが、シード権争いだ。昨年までは賞金ランク70位までが翌シーズンの出場権を得る仕組みだったが、今季から60位までに変更。これによりシード争いがおもしろくなるという。「今までの秋の陣は、シード選手に有利だった。日没のため出場人数が減るのに、シード選手の枠はそのままで予選会から出場する選手の枠が減らされていた。つまりシード選手は守られていたということ。それが60位とシードが減らされたことで、今まで恩恵に預かっていたプロたちも尻に火がつくことでしょう」(同氏)
注目の松山英樹、石川遼ともに米ツアー、ツアー選手権以降の日本ツアーの参戦スケジュールは定まっていないという。松山は、VISA太平洋からカシオまで3試合出場するのではと予想され、石川に関しては、「契約先でもあるANAオープン、ダンロップ、カシオ、出場権を持つ日本シリーズは可能性がある」(関係者)とのこと。
今季から、海外ツアーメンバーに対して日本ツアーは最低5試合出場の義務を課しているので、少なくとも何試合か2人は出場するだろう。
女子ツアーのように週替わりなヒロイン(ヒーロー)が出れば、さらに男子ツアーも盛り上がるのだが……。
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