週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/2号
2014/8/25更新

"タイトリスト915"に"グローレ"も!
ミゾつきドライバーのニューモデルが続々!

 先頃ブリヂストンゴルフから2機種のドライバーが発表されたが、飛びのキモはクラウンに設けられたミゾ。この秋、ミゾつきドライバーが次々に登場する気配。ミゾは今後、飛ばしのキー・テクノロジーになる?



タイトリスト915D3



グローレ2

 ミゾの先駆者といえばテーラーメイドの「ジェットスピード」で、この秋発売されるグローレのニューモデルもミゾをさらに進化させたもの。女子ツアーのmeijiカップで初めて選手に配られると早速8選手が試合に使用し、不動裕理ら、結果を出した。

「飛ぶと人気のグローレにスリットが加わって、さらに飛ぶと選手からも好評です」(テーラーメイド・宮野敏一氏)

 11月半ば発売予定のタイトリスト915D2およびD3もまた同じだ。これまでどおり大小2つのヘッドのラインアップで、いずれもミゾが設けられている。

「進化のポイントは他にもありますが、そのなかでミゾが大きなウェートを占めているのは事実。これによって、今までのモデルに新たな性能が加わっています」(アクシネットジャパン・タイトリスト事業部)

 タイトリストまでがミゾをつけたとなると興味は尽きないが、ミゾはそんなにメリットがあるのか。「ヘッドをたわませた高反発化や高打ち出し・低スピン化を図ることが狙いでしょうが、ミゾをつけるのは襞をつけることと同じで、それをフェース寄りにつければ重心は前寄りになる。それ自体でスピンは減ります」(クラブ設計家・山代谷哲男氏)

 いわゆる低スピン化が容易になるわけだが、逆にデメリットもあるという。

「平均的なヘッドスピードのアマにとってはスピンが少なすぎて上がりきらない可能性もあります。そこでロフトを多くする動きが出てきた。これは一般アマにとってはいいことですね。それでなくてもロフトが少なすぎる人が多いので」(山代谷氏)

 グローレ2や915Dがどんなスペックで出てくるのか注目したい。

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