週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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遼くんも倉本さんも年男
年男＆年女の2015

　昨年の男子ツアーは年男の小田孔明が賞金王。年女、90年生まれの森田理香子は２年連続女王はならなかった。さて、今年の年男・年女は活躍するのか。

　注目の年男といえば、91年生まれの石川遼だろう。今年こそ米ツアー初優勝が期待される石川。ちょうど米ツアーのシーズンが終わる９月17日の誕生日までに、日本に吉報を届けてほしい。

　ここ２シーズンは未勝利に終わった谷口徹も未年。昨年の賞金ランクは47位に甘んじたが、ストレイシープ（迷える羊）と見限るのは早計。ツアー19勝の実績は侮れず、今季の巻き返しが見物だ。孔明の＂師匠＂でもあり、負けず嫌いがいい刺激になるはずだ。

　老いてますます盛んなタフネスは、７月に還暦を迎える室田淳だ。06・07・13年のシニア賞金王で、昨年も倉本昌弘とタイトルを激しく争った。その一方で、レギュラーでも賞金ランク73位に入り、ツアー前半戦に出場できる第２シードを獲得。今季も両ツアーを股にかけてフル稼働する。

　その室田を振り切り、10年以来４年ぶり２度目の賞金王を射止めた倉本も今年で60歳。ＰＧＡ会長と現役プレーヤーの二足のわらじで、シニアツアーを盛り上げる。

　女子では、昨年そろって初勝利を挙げた酒井美紀、ジョン・ヨンジュが24歳を迎える年女。ブレイクした翌年だけに、真価が問われそうだ。

　79年世代のヤング・キムとウェイ・ユンジェは、昨年シード陥落も、ＱＴで上位に入りツアー出場権を確保。67年生まれの大ベテラン斉藤裕子もＱＴ28位につけた。若手中心のツアーに、先輩の威厳を示すことができるか。

　一般に、未年の性格は次のように言われる。

「消極的に見られがちだが、実は負けず嫌いで努力家。計画的に物事に臨み、困難にも負けない忍耐力を持つ」

　年男・年女たちのプレーぶりを見守りたい。

　
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