男子ツアーの今年の開幕は4月16日。昨年は3月からアジアとのジョイント大会があったが、今季は3カ月まるまるオフとなる。選手たちはその間何してる?
葛城GCのトレーニング施設で鍛える藤田
賞金王の小田孔明は12月14日までアジアンツアーのタイ選手権に出場し、帰国。その後、クリスマス前に地元福岡でのラウンドを終えると、当分ゴルフから離れるという。
「1月末からのグアム合宿まではクラブは握らず、伊澤利光プロも通う飯塚市のトレーニングジムで体を鍛えます。好きな釣りに行ったりもしますが、2年連続賞金王を狙える身体作りに集中します」
開幕前週開催のオーガスタから招待状が届けば、ピッチを上げて臨戦態勢を整えていくことになる。
賞金ランク2位の藤田寛之は、年末から年明けにかけてはケガの治療と休養に専念する。その後は、状況をみながら恒例のチーム芹澤のハワイ合宿に参加し、トレーニングを再開。今季は海外への再チャレンジを目標に掲げ、現時点で出場資格を得ている3月のWGCキャディラック選手権に出場する意向だ。
14年は腰のケガのため、本格復帰は9月からとなった片山晋呉。それでも10月の日本オープンで優勝争い、11月はカシオワールドで復活Vと、終盤戦で永久シードの実力を示した。「後半戦は絶好調。腰の痛みがなくなり、このまま試合に出ていたいくらい調子がいいまま、オフに入ってしまいました」
例年、オフは2月ごろまでクラブを握らないが、「オリンピック目指して世界ランキングを上げていきたい」。アジアンツアーの出場が決まれば、大会に合わせて練習を開始することになるという。
川村昌弘や片岡大育、塚田好宣らアジアンツアーに参戦する選手は、2月末開催の開幕戦、セイルSBIオープンから挑む。
米ツアー組の松山英樹は、ツアー優勝者だけが出場できるハワイ開催のヒュンダイトーナメント出場のため、1月4日に日本を出発。12月に沖縄で精力的に実践トレーニングに励んだ石川遼は、ソニーオープンから始動する。
男子ツアーの4月開幕までは、アジアや米ツアーで日本選手たちの活躍を楽しむ!?
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