今週、石川遼が米ツアー今季初戦となるヒュマナチャレンジ(1月22~25日)に出場する。渡米前に羽田空港で行われた記者会見では、今年にかける想いを語った。
沖縄合宿で入念にアプローチ練習
「今は試合がすごく楽しみ。昨シーズンは満足いくシーズンじゃなかったけど、シードも取れて賞金ランク72位という成績だった。今年の目標はそれよりもう一つ二つ上の、米ツアーで優勝すること。そこだけ目指してやっていきたい」と表情を引き締めた。
このオフは恒例となった1カ月半の沖縄合宿で充実した時間を過ごした。
「合宿では5ヤードから10ヤードのアプローチから始めて、ずっとボールを打たないでアプローチしかやらなかった。球を打ったのは最後の4日間くらいですね。去年までは勝つために必要なことが本当に多すぎたけど、今年は必要なことはこれだとビジョンが見えている。やるべきことはやったので、よし頑張るぞって気持ちになってアメリカにいける」と日焼けした表情に充実感を漂わせた。
合宿ではメンタルな部分とも真剣に向き合った。
「去年はどうしても余裕がなくて、どういう球で狙っていこうかと考えるのが一番楽しいんですけど、必死すぎて楽しむ余裕がなかった。その理由はスウィングのことばかり考えていたからなんですが、今はそれが7割8割減って、ほとんどスウィングのことは考えていないくらい。残りの部分をマネジメントを楽しむというところに充てたいですね」と話した。
もちろん、石川の目標は優勝であり、優勝争い。
「3月までに1、2回は優勝争いできるところを目指している。日本にいいニュースを届けたい」
米ツアー参戦も3年目。海の向こうからの朗報が待ち遠しい。
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