ドライバーは今や"カチャカチャ"(調整機能)が標準装備になりつつあるが、ゴルフシューズの流れもカチャカチャ。今後発売予定のニューモデルを見ても、大きな目玉になっている。どうやらシューズも主流はカチャカチャのようだ。
アシックス「ゲルエース・ツアー・ボア」
ナイキ「ルナ コマンド ボア」
ナイキは年明け早々「ナイキ ルナコマンド ボア」を発売した。同社では初めてのボアクロージャーシステム搭載モデルだ。フィット感を調整できると同時に、独自のフライワイヤーで足を包み込むようにホールドできるというのが売り。フットジョイやアディダスもカチャカチャが主力で、アディダスが今月末に発売するのは、さまざまなスポーツでアスリートに好評のブーストのゴルフ版で、これもボア社のカチャカチャが搭載されている。
ボア社のシステムをいち早く採用したミズノがエクスライトやジェネムのニューモデルを発売するし、国内では多くのプロが履いているダンロップアシックスからも初めてカチャカチャを搭載したモデルが登場する。
以上はすべてボア社のシステムだが、カチャカチャは他にもあって、ブリヂストンが採用しているのはatopリールノブレイシングシステムで、ゆるめたり締めたりするときもダイヤル操作だけでOKというのが売り。その他、アルペンなどはTGFダイヤルシステムを採用している。
いずれにしても、最適なフィット感が得られて履いたり脱いだりも楽というのがカチャカチャの特徴だが、興味深いのはもともと米国で生まれたシステムなのにゴルフシューズに限ってはむしろ日本での人気が高いということだ。
「日本では通常のモデルよりもボアシステム搭載のほうが人気があるのは事実です。理由はハッキリわかりません。靴に対する文化の違いなのか」(アクシネットインク・フットジョイ事業部)
日本ではハーフを終えたらシューズをゆるめて食堂に行くゴルファーも多い。カチャカチャなら簡単にゆるめられるし、午後のスタート前にも片手で締められる。ゆるめたときに開放感を感じるのは日本人特有なのだろうか。
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