ゴルフの模倣品や偽物、コピー商品があふれて、メーカーが困っているという。
ゴルフクラブの偽物は以前からあったが、近年ではインターネットオークションやオンライン販売などの普及で海外の業者とも容易に売買できるようになったことも被害増加の要因。こうした状況への対策として日本ゴルフ用品協会(JGGA)では約3年前、「模倣品対策ラベル」をつくって、その使用を会員メーカーに推奨している。メーカーの純正品であることを明示するラベルで、もちろんこのラベル自体にも検証機能がついていて、真偽が容易に判定できる。
またメーカー側でも、「模倣品対策ラベル」に加えて「シリアル番号シールを貼付した保証書を添付する」(ダンロップスポーツ)など独自の対策もとっている。「正規品かどうかを示す独自の方法を採用していますが、防犯上公表はできない」(テーラーメイドゴルフ)といったメーカーもある。
中古ショップでも、たとえばGDOが運営しているゴルフガレージなどは同業他社と情報を共有し、偽物は買い取らないようにしているという。「"コピー品撲滅運動"というネットワークをつくり、査定の際に偽物は引っかかるようなシステムを確立していますから、コピー品が店舗に並ぶことはまずありません」(GDO店舗ビジネスユニット)
新品の場合、多くのメーカーが共通して言うのは「ホームページなどでも注意を呼びかけていますが、もっとも安心なのは正規販売店で買うこと」。これこそが最善の方法だ。
【関連記事】こちらも注目です!
2010/11/23 人気クラブに次々出てくる偽物クラブに要注意!
2010/08/17 あなたのクラブは大丈夫? ゼクシオの偽物が発覚
2010/03/02 要注意。ネットで出回る偽物シャフト急増中!
2010/02/02 悪質コピークラブに要注意
一覧へ戻る
|