週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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さくら、今週米ツアー開幕戦
父は、欧州シニアＱＴ挑戦

　横峯さくらが米女子ツアー出場のため渡米した。28日から始まる開幕戦のコーツ選手権（フロリダ）と第２戦のピュアシルク・バハマの２試合に出場し、その後いったん帰国する。開幕戦は24日の予選会に出場し本戦をめざした。２戦目も予選会から出場することもあるという。

娘に負けていられないと、3月で55歳になる父・良郎

　渡米前には都内で行われたテレビ朝日のビッグスポーツ賞授賞式に夫の森川陽太郎氏と出席し、プレゼンテーターの青木功から「夫婦で行くの？　いいねえ。コース違ってもやることは一緒だよ」と激励を受けた。また、出席者の一人、ハンマー投げの室伏宏治とはなごやかに談笑するなど、米ツアー挑戦を目前に控えても、相変わらずのマイペース。「１年通してアメリカでプレーするのは初めて。ルーキーですから、アメリカで戦う上で自分に足りない部分も見えてくると思う。今回は２試合の予定なので、その足りない部分をしっかり吸収してくればいいかなと思います。もちろん、行くからには勝ちたい気持ちでやりたいです」（さくら）

　現地では夫の森川さんとキャディ、マネジャー、通訳の５人でチームを組んで転戦する。宿舎はキッチン付きのホテルを押さえ、食事は横峯夫妻が担当するという。「アメリカの食事はあまり合わないので自炊します。といっても玄米ご飯とお味噌汁、サラダに野菜炒めでもあれば十分です」

　こんな末娘に刺激を受けたのか、父・良郎氏もひそかに海外挑戦プランを実行に移した。何と、欧州シニアツアーのＱＴ（29～30日・ポルトガル）を受けるというのだ。良郎氏といえば、昨年はＰＧＡのプロテスト、ＪＧＴＯのＱＴに挑戦したが、ともに散々な結果に終わっている。今回も無謀な挑戦に終わる危険性が高いが、本人は至って本気だ。

「昨年のゴルフとまったく違う。いまは本当に調子がよく、いたってまじめですよ！」

　娘が結婚して独立しても、そこは父親。日本で賞金女王になり、生涯獲得賞金10 億円も突破した横峯が米ツアーで成功する可能性は高いが、さて、良郎氏の挑戦にはどんな結末が待っているのか。

　
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