新年早々、物騒な事件が日本女子ゴルフ協会(LPGA)を襲った。同協会は1月16日、同協会のサーバーに何者かが不正アクセスし、サーバー内にあった各種データが流出したと発表した。不正アクセスがあったという痕跡は同14日に確認され、被害状況の確認、今後の対応策を協議した上で、メディアに発表した。
その発表によると流出したのはサーバー内にあったおよそ2万点の写真データで、内容はトーナメント等の記録写真データの一部、LPGA会員およびその他トーナメント出場選手顔写真データの一部、トーナメント取材記者に対して発行するIDカード用に使用された写真データの一部、選手のマネジャーIDカードに使用された写真データの一部等としている。
ただ、幸いなことに個人情報に関わる住所、性別、生年月日、電話番号、クレジットカード番号、有効期限、金融機関の講座情報の漏洩は確認されなかった。
同協会では「現在調査中であり、全容解明には至っておりませんが、事態を重く受け止め、現段階での発表とさせていただきました。このような事態はまことに遺憾であり、関係者の皆様には深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
それと前後して事件の全容解明とセキュリティ面の強化、さらに同様の事件の再発防止のため、鈴木美重子副会長を委員長とする調査委員会を速やかに立ち上げ、本格的な調査を開始した。
調査結果について適宜発表するとしているが、今回は重要な情報の流出はなかったものの、再発の心配が消えたわけではないだけに、一刻も早い事件の解決が待たれる。
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