フットワークが変わる?「蹴り」重視のゴルフシューズ
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2015/2/24号
2015/2/17更新

フットワークが変わる?
「蹴り」重視のゴルフシューズ

 ゴルフシューズもカチャカチャ付きが当たり前になりつつあるが、加えて、蹴り足のグリップ力を高めてヘッドスピードを上げ、飛距離を伸ばすソールデザインにも注目が集まっている。

右足の蹴りがよくなるアシックス「ゲルエースプロ」 アディダス「アシムライトハンドエナジーブースト」

 ダンロップスポーツから発売されるアシックス「ゲルエースプロ」は、ソールのデザインが左右異なっていて、とりわけ蹴り足となる右足のソールデザインがミソだ。

「スウィングを解析した結果、ソールにかかる力はインパクト直前が最大になることがわかった。その瞬間にグリップ力をより高めることができればヘッドスピードも上がるわけで、そのため、インパクト直前に生じる力方向に対して垂直にブロックデザインを配置しているのが大きな特徴です」(アシックス)

 実際、何人かのプロにテストしてもらったところ、概ね評価が高かったという。

 アディダスが3月に発売する「アシムライトハンドエナジーブースト」もやはり同じだ。スウィング時の加重バランスに合わせて左右非対称に突起が配置されていて、インパクト時のパワーロスを防ぐというもの。モデル名にわざわざ「ライトハンド」と入れていることでもわかるように、右利きのゴルファーにとって蹴り足が安定するというシューズだ。ローリー・マキロイのアドバイスで、スパイクをこれまでのシューズよりもさらに外寄りに配置した「ナイキルナコントロール」なども狙いは同じと言っていいだろう。ブリヂストンの「ゼロ・スパイクタビ」も、親指と人差し指との間に仕切りがあるので地面をしっかりグリップできて強い蹴り出しができるというのが売りだから、これもまた飛ばしのシューズと言えそうだ。

 蹴り足が安定するからといって、どの程度ヘッドスピードが上がるかはスウィングの形にもよるが、何となく飛びそうな気はする。関心のある向きは、今週末開催されるゴルフフェアで試し履きし、あるいは履き比べてみるといいだろう。

 
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