米女子ツアーは3戦目を終えたが、今年から参戦した"鉄の女"横峯さくらがちょっぴり苦しんでいる。
米ツアーのデビュー戦となった第2戦・ピュアシルクと第3戦・オーストラリアン女子は連続して予選落ちしてしまった。横峯といえば、小柄ながら、最後の最後まで勝負をあきらめないことで知られる。
一昨年8月、NEC軽井沢レディスで惜しくも連続予選通過記録は断たれたが、それまでの101試合連続は、今も日本女子ツアーでの最高記録。プロ入りして265試合目だったが、予選落ちしたのは、それでわずかに9試合目だった。またNEC軽井沢以降も予選落ちは1回のみ。
横峯の海外遠征に目を転じて見ると──。
06年から昨年まで20試合に出場して予選落ちはたったの4回。ほとんどがメジャー競技であっても連続予選落ちは皆無。海外や米ツアーなど関係ない、まさに“鉄の女”の実力だった。
それが米女子ツアーに参戦したとたん、変化が起こったのか。2戦目の後、「やはり米ツアーでのコース設定はタフ……」と横峯はうなだれた。
「横峯でも気負いがあるのではないでしょうかね。結婚もして夫(森川陽太郎氏)と一緒に闘いに臨める。むしろ万全だといわれるシチュエーションが逆にプレッシャーになっているのかも。しかし、心の強い彼女のこと、きっと盛り返してきますよ。逆風には強いですからね」とゴルフ評論家の岩田禎夫氏はエールを送る。
まだ序盤戦、先は長い。来週開幕する日本女子ツアーのダイキンオーキッドには出場する。慣れ親しんだ日本ツアーで調子を取り戻して、桜咲くころに復活を期待しよう。
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