岐阜のゴルフ場で小2男児が池の事故
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2015/3/10号
2015/3/3更新

岐阜のゴルフ場で
小2男児が池の事故

 岐阜県可児市の名古屋ヒルズGCローズCで、痛ましい事故が起きた。

 2月17 日午後5時頃、2人でいる最中に起きたものだ。の小学2年生がコース内の池に転落。2人は救助され病院に運ばれたが、約2時間半後に死亡が確認された。といってもプレー中に起きた事故ではなく、下校後、3人の子どもたちが無断でコースに入り遊んでいる最中に起きたものだ。

 今回の事故について、ゴルフ場側の管理責任が問われる可能性はあるのだろうか。ゴルフ場の諸問題に詳しい中島章智弁護士は、「詳細がわからないので何ともいえない」としつつ、もし裁判になった場合には、「事故が起きた池が通常、誰でも立ち入る場所であるかどうか。危険であれば十分な防護設備が設置されていたかどうか、また事故にあった子どもがその危険を十分に察知できる能力があったかどうかが争点になるだろう」としている。実際、貯水池や農業用水、あるいは遊園地の人工池などの事故では、司法の判断も様々だ。

 今回のケースでゴルフ場は、外周を175センチの柵で囲っていたが、2人は柵と雑木林のわずかな隙間からゴルフ場に入った模様。立入禁止の看板もあり、周辺の自治会では回覧板で、無断で立ち入らないよう呼びかけてもいた。

 ゴルフ場では打球事故などもある。今回の事故を契機に、近隣の子どもたちに「ゴルフ場は危険な場所」との説明が、ゴルフ場側には求められているのかもしれない。

 
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