週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

20歳割、40歳割、65歳割……
世代を超えた割引プラン

　ゴルフ場の割引プランがスマホ割並に広がりを見せている。20代を中心にした「はじめてゴルフ」やシニア向けでも、団塊の世代に絞った65歳以上向けプランなどだ。

　板倉Ｇ場（群馬）では全日、シニア割引を実施。65歳以上は１０００円、70歳以上だとさらに３００円安くプレーできる。千葉市民Ｇ場（千葉）も13年から『千葉市民65歳以上割引』を行っている。千葉市内在住で満65歳以上の来場者は、平日４１１０円のプレーフィ（最初の９ホール）が３２８０円、休日６１７０円料金が４９３０円に割引。

　ウッドストックＣＣ（山梨）のシニア割引は65歳ではなく60歳以上だが、面白いのは、20歳と65歳以上のちょうど中間にあたる年齢のゴルファー割引がある点。「39歳以下限定若者応援日」なるプランだ。３月までは毎週土日、４月からは月１回の特定日のプレーフィが８８００円（昼食付き・税込）となる。通常料金が１万２８００円だから、かなりお得といえる。

　ところで、なぜ「39歳以下」なのか。「結婚し、子どもに手がかからなくなって、自分の時間が持てるようになる年齢ですが、時間もお金もままならない30代の方に、ぜひ来ていただきたいと始めました」（フロント・丹澤裕司さん）

　同ＣＣの来場者のメインは平日が60代、土日も50代以上。シニアデーは多いが、若者を狙うイベントが少ないため、他コースとの差別化も狙ったという。そして結果は、「意外に評判がよくて、同級生など同年代同士でよく来られます」（丹澤さん）

　20歳、40歳、65歳……。幅広い世代が一緒になってプレーすれば、ゴルフ場はさらに活気づくだろう。

※季節や曜日などで、プラン内容が変わる場合があります

　
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