23歳の松山英樹が賞金を荒稼ぎしている。先日、カリフォルニア州リビエラCCで行われたノーザントラストオープンでは最終日67で猛追。米ツアー2度目の優勝には1打届かなかったものの、堂々の4位に食い込んだ。今季9試合に出場してトップテン入り5回という圧倒的な安定感を見せ、米ツアー獲得賞金は日本人最年少で最速となる44戦目で早くも500万ドルを突破した。
正確な獲得賞金額は514万1854ドル(日本円で約6億円)で、米ツアーで活躍した大先輩、丸山茂樹の日本人最速500万ドル突破記録をもあっさり塗り替えた。丸山は32歳だった02年8月に98戦目で達成したが、松山は丸山よりも54試合も少ない試合数で成し遂げた。さらに、あのタイガー・ウッズも超えた。ウッズは500万ドルを超えるのに53試合かかっている上、松山よりも年長の23歳1カ月での達成だった。いかに松山が驚異的なスピードで賞金を積み上げているかが分かる。
ちなみに日本ツアーでの生涯獲得賞金6億円突破の最速記録は、男子が12年の三井住友VISAマスターズで達成した石川遼の112試合。女子は昨年の富士通レディースで到達したアン・ソンジュ(韓国)の119試合目となっている。
それにしても一時飛ぶ鳥を落とす勢いだった石川で112試合、アンソンジュでも119試合、 横峯さくらでさえも167試合かかった6億円突破を、賞金額自体が違うとはいえ、松山はわずか44試合。
2月25日に23歳の誕生を迎えたばかりだが、1試合(週間)で同い年の大卒初任給の60~70倍を稼ぎ出すのだから、その怪物ぶりに恐れ入るばかりだ。
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