ゴルフ中継が多様化し、以前からの地上波、BS、CSの放送に加え、インターネット配信も同時に行う試合も増えそうだ。
ゴルフ中継は"生=ライブ放送がいちばん"というゴルファーは多い。公共放送のNHK(日本オープン、日本ツアー選手権、日本女子オープンなど)など地上波で生放送している試合もあるが、そのほとんどは録画。
ゴルフのライブ全面化は、天候などの不測性から生じるTV局側の編成、広告代理店の時間枠などの事情で、実施できていなかった。その関門をわりと簡単にクリアできるツールがインターネット配信というわけだ。
「とにかくライブにこだわる」という趣旨で、来週開催のTポイントレディスでは3年前から完全ライブでインターネット配信している。しかし地上波は録画だった。それが今年からはその地上波──BS、CSも駆使して──で完全ライブを実現させようとしている。
同大会で3年前からゲスト・進行役を務めるタケ小山氏は他にもヤマハレディス、男子の試合ではネスレ日本マッチプレー、平和PGMなども担当するこの道の先駆者だ。
「スポンサーとファン、プレーヤー、誰もが望む生中継にTV局は十分に応えられていなかった。今でも地上波最優先は以前のままで、各試合、ライブのためのインターネット配信には制約がありますが、風穴は開けられつつあるんじゃないですか」(タケ小山氏)
男子の試合では他にもセガサミーやブリヂストン、ANAオープンが今年もインターネット配信予定だ。
これからも、インターネット配信するトーナメントが増えることで、地上波の「生」化が進むことは間違いなさそうだ。
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