3月末に迫った茅ヶ崎GCの閉鎖予定日まで約3週間。現在も、土壇場の交渉が続いている。
本誌でも何度か報じてきたとおり、茅ヶ崎GCは、地主の神奈川県と地元農協関係者の法人・茅ヶ崎合同㈱が賃料の引き上げを通告してきたため、今年3月末での閉鎖を昨年4月に宣言している。
ただ、この場所は茅ヶ崎市の広域避難場所でもあるので、県、市、茅ヶ崎合同の3者で協議を重ね、「今後の方針の決め方」が決まったのが昨年暮れ。今年4月上旬にアイデア募集をし、それに基づいて当該地の活用に関する基本方針を6月~9月をメドに決め、その基本方針に基づいて具体的な計画を公募することになった。
2月17日にはアイデア募集への応募に関する説明会が開催され、当日は40社以上が参加する盛況ぶり。応募期間は4月6日から10日までの5日間で、16日から22日までの1週間で応募者に対する面接を実施するという。
あらゆる可能性を否定しない募集ではあるようだが、県側が指定する賃料についての減額交渉には応じない前提という条件は付いているようだ。
なにしろ湘南海岸沿いの最高の立地だけに、デベロッパーから住宅や商業施設としての提案が出てくることはほぼ間違いない。当然のことながら、会員組織「茅ヶ崎ゴルフ場の存続を図る会」の要請で真っ先にスポンサー候補に名乗りを上げた㈱武蔵野も、説明会に参加したという。
気になる3月末以降のゴルフ場の営業継続については、コース側は3月末閉鎖の方針を変えていないとはいえ、「現在関係者と協議中」(神奈川県財産経営課財産企画グループ)だという。
ゴルフ場以外の用途に変わるにしても着工は3年も先。この間も敷地の管理は必要不可欠。1日でも長い存続を願ってやまない。
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