米女子ツアーは開幕から韓国勢が5戦5勝と連勝街道を突き進んでいる。日本でも韓国勢の勢いは止まるところを知らないが、人気回復が至上命題の米ツアー、これで果たして大丈夫?
「グローバルツアー」と銘打ち、アジアへの拡大路線で一定の成果を挙げてきたマイケル・ワンコミッショナー。彼の手腕で試合数が増えたともっぱらの評判だが、それにしても優勝するのが韓国勢ばかりでは頭が痛いはず。
正確にはリディア・コーはニュージーランド国籍だが、韓国人の両親のもと韓国で生まれた韓国系。チェ・ナヨン、キム・セヨン、エイミー・ヤン、パク・インビの4人にコーを加えると、5試合すべてでコリンアンタイフーンが吹き荒れたことになる。
本来ならここにレクシー・トンプソンやミッシェル・ウィ、ジェシカ・コルダといった若くて活気のある地元勢が絡んでくれれば、ツアーとしてもいうことはないのだが、現状韓国勢に太刀打ちできるのはステーシー・ルイスくらい。賞金ランク20位以内に韓国勢が11人なのに対し、アメリカ勢はルイス、コルダ、リンシコムのわずか3人だけ。
しかし「グローバルツアー」を表明しているだけに、表立って韓国勢を排除しよう、という動きにはならない。ワンコミッショナーも「世界最高峰のツアーなのだから、世界のベストプレーヤー同士が戦うのが自然な姿」と半ば諦め気味だ。
なぜ韓国勢は強いのか? それは練習量の多さとモチベーションの高さによるところが大きい。最後まで残って練習しているのはたいてい韓国勢で「私たちは勤勉ですから」とパクはいう。
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