2015年のシーズン開幕に合わせ、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の公式ホームページ(HP)が全面的にリニューアルした。5年ぶりという〝フルモデルチェンジ〟だが、その評判は3月1日のスタート直後から芳しくない。
最も不便なのが操作性の悪さだ。これまでは1回の操作で目的のページにたどり着けたものが、2度、3度とクリックする必要がある場合もある。スコア速報も同様の手順が必要で、多くの利用者が戸惑っているのが現状。
スマホでスコア速報のホール・バイ・ホールを閲覧すると、画面に18ホールが収まらないなどストレスだけが溜まっている。LPGA広報にも直接の苦情が数件ほどあったという。
さらに、これまではHPで閲覧できたトーナメントに関係する記録などがアップされておらず、ツアーを取材するメディアからも大ブーイングが起きている。「今まで簡単に検索できたものが、一つ一つつぶしていかないといけない。時間もかかるし、大変です」「USLPGAのHPとそっくり。レイアウトも操作性の悪さも、どうして悪いところを真似するのかわからない」。とにかく〝いいね〟の声は皆無だ。
LPGAによると、今回のリニューアルの一番の目的はデータの一元化だった。これまではLPGAが持つ膨大なデータをウェブサイト用、スマートフォン用にそれぞれ加工していたが、その手間を省くことで、増大したスマホ利用者にも対応し、効率的で快適なHPの運営を目指したという。
だが、実際は真逆の事態。LPGAは「順次手直ししていく予定です。ご迷惑かけて申し訳ありません」と説明している。年明けに発覚したLPGA内サーバへの不正アクセスによる個人情報流失の対応に追われたことには同情するが、見切り発車は否めない今回のリニューアル。しばらくは混乱が続きそうだ。
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