いよいよ3月末に迫った茅ケ崎GCの閉鎖予定日まで残すところ1週間。ここへきて漸く4月以降も営業が継続される可能性が出てきた。
本誌でも何度か報じてきた通り、茅ケ崎GCは地主の神奈川県と地元農協関係者の法人・茅ヶ崎合同㈱が賃料の引き上げを通告してきたため、今年3月末での閉鎖を昨年4月に宣言している。
茅ケ崎GCは賃料が上がるならコース経営を止めるという判断なので、県としてはこの広大な敷地をどう利用するのか考えねばならない。
このため、まずこの土地の利用に関するアイデアを募集して、それを参考に基本方針を決め、その基本方針に基づいて具体的な計画を公募するという手順で対応することを決めた。
ただ、この場所は茅ヶ崎市の広域避難場所に指定されているので、着工までの間、この土地を荒れ放題にするわけにはいかない。そこで、コース運営会社の観光日本を含む関係者間で協議を進めていたのだが、このほど「あくまで2年間の暫定措置として、4月以降もゴルフ場の運営を継続する方向でまとまった」(県財産経営課)。
ただ、「運営自体は観光日本だけで行うのか、どこか他社の協力を仰ぐのかは未定」だという。
運営主体がどうなるのかが未定であるためか、コース側は「3月末での運営終了は変わっていない」として、3月19日時点では4月1日以降の予約を受け付けていない。
従って、コースに直接確認すると、相変わらず「閉鎖します」という答えが返っては来るが、県が継続を約束している以上、何らかの形で営業が継続されることは間違いないだろう。
とりあえず閉鎖は2年間だけ先送りにされる。ゴルフ場としての利用を考えている入札参加者には是非とも頑張っていただき、存続を願ってやまない。
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