メジャー初戦、マスターズの本命は誰なのか? ゴルフオッズドットコムから優勝者予想オッズが発表された。
それによるともっとも優勝の確率が高いとされたのが世界ランク1位のローリー・マキロイでオッズは6倍。
今季マキロイはすでに欧州ツアーで1勝を挙げたものの、米ツアーのフロリダシリーズでは予選落ちあり、ミスショットに腹を立てクラブを池に投げる失態ありと苛立つ姿を見せた。とはいえこれは自らへの期待値の高さゆえだろう。
昨年メジャー2勝を挙げた若き世界ナンバーワンが今回マスターズで勝てば早くもキャリアグランドスラムを達成することになる。プレッシャーはあるが「オーガスタは自分のゴルフスタイルに合っていると思う。もちろんタイトルを狙いたい」と制覇に意欲を見せるマキロイ。フロリダシリーズでの鬱憤を本丸(マスターズ)で晴らすべく燃えている。
そのほか注目選手のオッズは以下の通り。ディフェンディングチャンピオンのバッバ・ワトソンが10倍、昨年2位タイに食い込んだジョーダン・スピースとジェイソン・デイが12倍。キャデラック選手権で復活優勝を飾ったダスティン・ジョンソンが15倍、世界ランク2位のヘンリック・ステンソンとアダム・スコットが20倍。
松山英樹はアンヘル・カブレラらとともに60倍。無期限休場中ながらマスターズでの復帰が噂されているタイガーの50倍よりオッズが低いのは実績の差か。
ところで松山にとってマスターズは世界への扉を開いた特別な大会だ。アジアアマチュア選手権に優勝し、翌年初めてオーガスタの地を踏んだ無名の日本の少年が27位タイに入りローアマに輝き世界を驚かせたのが4年前。あのとき10代だった松山は23歳の立派な青年に成長し、マキロイに「自分とともに戦うニュージェネレーションの仲間」とその存在を認められている。
「メジャーに勝つために戦っている」という彼はショットが上向いているだけに、オーガスタの高速グリーンを攻略できれば優勝も夢ではないはず。オッズが高すぎないことで本人も伸び伸びとプレーできるだろう。
ちなみにマスターズ直前の大会で優勝した場合のみ出場が可能になる石川遼のオッズは500倍だった。
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