今シーズンも若手の活躍が目立つ女子ツアーだが、その一方で35歳以上の“おばばプロ”たちも意地を見せている。
茂木宏美がブログにアップした「おばば会」メンバー
開幕戦のダイキンオーキッドレディスでは、2日目を終えて、昨年のQTを8位で通過した大ベテラン、鬼澤信子(45)と、昨年2勝の大山志保(37)が4位に浮上。最終日を盛り上げた。
続くプロギアレディスでは、イ・チヒ(36)が鈴木愛とのプレーオフを制して3年ぶりに優勝。最終18番で20メートルのバーディパットを沈めて鈴木に追いつくと、プレーオフでも8メートルを決めて勝利をもぎ取った。ほかにも5位に不動裕理(38)、表純子(41)も8位とベスト10入りし、大山も12位だった。
3戦目のTポイントレディスでも、QT1位の佐藤靖子(36)が7位と健闘を見せる。以下、カン・スーヨン(39)9位、イ・チヒ12位、QT28位の斉藤裕子(47)が12位。昨年、産休から復帰した茂木宏美(37)も18位と健在をアピールした。
ところで、女性を"おばば"扱いとはなんとも失礼な話のようだが、これには理由がある。今週号の「ノンフィクションファイル」でイ・チヒも語っていたが、35歳以上の女子プロたちが12年6月に結成した会の名称が、ズバリ「おばば会」というわけなのだ。
表が茂木、藤野オリエ(41)と食事をしたときに盛り上がり、発足。いちばん若い茂木の当時の年齢だった「35歳」が入会条件となった。その後もメンバーは増え、これまで名前の挙がった選手は、カン・スーヨンを除くとすべて会員たち。今年はイ・チヒも入会と、グローバル化している。
会員にはさらに、茂木と同じママさんプロで、国内外で26勝を挙げる福嶋晃子(41)といった大物も控える。ますますメンバー同士の結束は高まっているようだ。
今後もしばらく、“おばば”と若手との激しい世代間抗争が続きそうだ。
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