米女子ツアーのANAインスピレーション初日を71で回ったリディア・コーが連続アンダーパーラウンドを「29」とし、アニカ・ソレンスタムが2004年に記録した数字に並んだ。
コーは前週のキアクラシックで4日間67、70、67、67で回り、ソレンスタムの記録にあとひとつと迫っていた。コーが最後にイーブンパー以上のスコアを記録したのは昨年11月のロレーナ・オチョア招待の最終ラウンドでのイーブンパーだ。
この記録がどれほどすごいかは、日本女子ツアーの記録と比べてみれば一目瞭然だ。国内の最高は横峯さくらの19ラウンドで、日本の試合に参加した外国選手も含めると、ミズノクラッシックで優勝を重ねたソレンスタムが22ラウンド。イ・ボミが19ラウンド。
昨年1試合も予選落ちがなく、連続予選落ちなしを55試合に伸ばした原江里菜が話題になったが、コーの連続アンダーパー記録は、連続予選落ちなしとは比べものにならないくらい難しいといえる。
というのも、ゴルフトーナメントは毎週コースが変わる。広大な国土を持つ米国は、地域によって気候が大きく変わるので、芝質の違いも日本ツアーの比ではない。そのなかで常に安定した力を発揮できなければ、連続アンダーパーを30ラウンド近くも続けることはできない。しかし、本人は「記録のことは考えなかった」と、至って平然としていた。
ちなみに、米男子ツアーの記録はティム・ペトロベックの26ラウンド。日本男子ツアーではアンダーパーの正式な記録はないが、ジャンボの16ラウンド(2回)が濃厚。
アンダーパー30ラウンドは世界記録と言っても過言ではないのだ。
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